紙芝居で顔の表情を学ぶ 子どもたちの描く家族の似顔絵がTシャツに ~ワークショップ「ニコニコT」認可保育園で実施~

保育施設を運営するライクキッズ株式会社の認可保育園で株式会社プラザクリエイト(本社:東京都中央区、代表取締役社長:新谷 隼人、以下プラザクリエイト)によるワークショップ「ニコニコT」を実施、子どもたちが描いた家族の似顔絵がTシャツになりました。

■開催の背景
 コロナ過で当たり前となったマスクの着用により、目や口の動きを見ながらコミュニケーションをとる機会が減少し、子どもたちは表情から相手の気持ちを読み取ることが難しくなっています。マスクの着用は感染対策には必要である一方、子どもの発達へ影響するのではとの見解もあります。
 そこで、当社の認可保育園にて家族の似顔絵を描いてお揃いのTシャツをつくるワークショップをプラザクリエイトより実施いただきました。プログラム冒頭では、紙芝居で顔のパーツや表情について学び、子どもたちに「表情を学ぶ機会」が提供されました。また、家族の似顔絵が描かれたTシャツを、子どもから家族へプレゼントすることで家族間でのコミュニケーションを促進することを目指しました。
 プラザクリエイトのコーポレートビジョンである、「みんなの広場をつくる」は事業や社会貢献を通じ、豊かな人と人とのつながりを増やすという思いが込められています。当社には「のびやかに育て 大地の芽」というこども理念があり、豊かな体験を通し生きていく力を育んでいけるよう努めています。今回のワークショップを通しみんなの広場である保育園で、同じ園に通う友達から家族、その先々の人とのつながりを大切にしてほしいという願いを込め実施にいたりました。

▲プラザクリエイト手作りの紙芝居


■顔のパーツや表情を学ぶ紙芝居、家族の似顔絵を描いてみよう!
  子どもたちの前に現れたのは、顔のパーツがない「のっぺらぼう」。眉毛や目、口などのパーツを順番にくっつけていき、位置や角度、大きさなどによって顔の印象や表情が変わることを学びました。眉毛を付けたら「かっこよくなった―!」と子どもたちの歓声があがるなど、終始楽しい雰囲気で進みました。
 紙芝居で学んだあとは、家族の似顔絵を描いていきました。普段からお絵かきが好きで得意な子、どこから書き始めればいいか分からないと悩む子、描くペースはそれぞれです。ただいつもと違うのは、目と口はあるのに鼻を描いていないことに気付いたり、髪の毛の長さを描き分けたり、どれが誰か分かるように家族の特徴をつかんで描いていました。

▲家族の似顔絵を描く子どもたち

▲家族の似顔絵を描く子どもたち

 

■完成した似顔絵Tシャツを家族にプレゼント、笑顔溢れる暖かな時間
 子どもたちの描いた絵は、プラザクリエイトの和光プリントセンターでTシャツに印刷され、後日、保育園に届けられました。完成したTシャツを見て大きな歓声をあげる子どもたち。お迎えに来られた家族に子どもたちから手渡しでプレゼントしました。「すごいね、上手に描けたね」「ありがとう!お仕事のときに着ようかな」と笑顔を見せる親御さん。そんな言葉をかけられた子どもたちは、少し恥ずかしくありながらも自分が描いた絵がTシャツになり、家族が喜んでくれたことが嬉しく、誇らしげにも見えました。
 今回のワークショップを通し先生からは、「絵を描いていたときはこの絵がTシャツになるとはあまり理解せずに純粋にお絵かきを楽しんでいる子どももいましたが、完成したTシャツを見た子どもたちは大喜びでした。自分が描いた絵はもちろん、お友達の絵も覚えていてこれは〇〇ちゃんのだよという会話も聞こえていました。子どもたちにとって今回の取り組みは後日Tシャツになって自分の手元に届いたことにより、自分が実施したことが形になったという達成感や喜びにつながったと思います」と、先生も子どもたちの成長を感じることができ嬉しそうな様子がうかがえました。​